パーソナルコンピューターのサイズは私たちの想像以上に小さくなっています。昔の大きなボックスっぽい本体よりも、スリムPCやタブレットPCの方が見慣れているかもしりません。特殊目的の産業用コンピューターだけではなく、一般ユーザー向けの超小型PCも発売されているし、モニターの後ろに設置して使えるサイズのPCを購入することも普通のことになりました。
PCの電子部品とICチップの集積度がどんどん高くなり、消費電力とサイズが減ったモデルが発売されたのが昨日のことようですが、もう指2本程度のサイズのPCも発売しています。もちろん、Windows10を搭載している一般ユーザー向けのモデルです。
今回は、ただ小さいだけではないmodoosisのMDS-2200W10のレビューです。特に、スティック型PCの問題として知られている発熱によってパフォーマンスが低下する問題を解消したという開発者の説明もあり、少し期待している製品です。
MDS-2200W10のパッケージです。
Ultra-Slimという言葉だけでPCのサイズを予測することは難しいです。
でも、パッケージのサイズはiPhone6よりも小さいですね。
「ウルトラスリム」と「Windows10」の表記からパソコンのタイプが、Intel CPU、Dual Bandの無線LAN、ファン搭載の表記からは主要機能とプラットフォームが分かります。
ボックスを開けたらスティックPCの本体が見えます。
よく食べるチョコバー程度のサイズ。
各々の端子の名前がボックスに書いていて分かりやすいです。
シンプルな構成ですが、必要なものはしっかり含まれています。
パッケージは、本体、電源アダプター、HDMI延長ケーブル、USBホストケーブル、マニュアルで構成されています。このパッケージさえあればどこでもTVやモニターに接続して使えます。
スティックPCはHDMI端子でTVやモニターに接続できます。
Chromecastやミラーリング機器のようにHDMI端子に挿すだけです。
TVやモニターのHDMI端子の位置によって直接接続することが難しい場合はHDMI延長ケーブルを利用して接続できます。
ロゴを基準にして左側の写真です。
Micro USB 2.0端子とmicroSDカードスロットがあります。
外付けHDDやUSBメモリーを接続してストレージ容量を確保できます。
内部ストレージの容量は32GBですが、OSが使っているスペースを除外すると実際に使える容量は減ります。オフィスワークのためには余裕がありますが、高容量のイメージや動画を保存するには難しいです。
こんな場合は外付けHDDやmicroSDカードを利用した方がいいです。
右側のフルサイズUSB端子と左側のmicroUSB端子。
2つのUSB端子があってキーボード、マウス、外付けHDDを便利に使えました。
もし、USB端子が1つだったら少し面倒になったかも…
電源ケーブルを接続して電源ボタンを押すとファンの音とともにシステムが起動します。
スティックPCのサイズは10cmくらいです。
名前のようにリップスティック程度の小さいサイズです。
HDMI端子もかなり熱くなるため冷却のための穴があります。
HDMI端子は、TVやモニターの後ろにあってほこりだらけですね。
たまにこの穴を掃除すると放熱効率が上がります。
MDS-2200W10は、発熱の問題に対してしっかり対応しているようです。
ファンと放熱穴でHDMI端子とCPUの冷却を行っています。
Windows10 Homeがインストールされています。
Intel ATOM Bay Trail プロセッサーとRAMの容量も確認できました。
Microsoftアカウントを使ってユーザー設定を便利に管理できます。
デバイスマネージャーです。
BroadcomのワイヤレスLANやToshibaのeMMCなどが確認できます。
構成としては昔のネットブックのような気がしました。
(もちろん、サイズはびっくりするほど減りました。)
アイドル状態のタスクマネージャーです。
クアッドコアプロセッサーとRAMの状態が見えます。
ここまでIntel Stick PC「modoosis MDS-2200W10」の構成と仕様を調べてみました。
後編ではスティックPCのインストールと活用についてです。
「レビュー」Windows 10 スティックPCのインストールと活用はここをクリック!
ではでは、お楽しみに!