前編に続いてWindows 10 スティックPCのインストールとその活用についてです。
「レビュー」Windows 10 スティックPCの仕様と構成 / MDS-2200W10 (前編) はここをクリック！
スティックPCはHDMI端子があるTVやモニターに接続して使えると前編で話しました。
でも、機器によっては直接接続することが難しい場合もあります。
テスト用のモニターもDVI端子が近すぎて接続できない問題が発生しました。
それで付属品のHDMI延長ケーブルを利用して接続完了。
さらにワイヤレスキーボードとマウスを接続することでインストールは終わりました。
Bluetoothキーボードとマウスを使うとUSB端子に余裕ができますが、
初めて起動する時はUSBタイプのキーボードやマウスが必要です。
内部ストレージの容量は32GBです。
リカバリー領域とOSのスペースを除外すると実際に使える容量はかなり減ります。そのため、2つのUSB端子とmicroSDカードスロットを利用して容量を確保した方がいいとおもいます。NASや共有サーバーを構成して使うことも１つの方法です。また、クラウドサービスで動画や音楽のストリーミングサービスを利用すると外部ストレージも必要ないですね。One DriveやGoogle Driveなどの無料サービスがおすすめです。
Microsoftアカウントを登録したらユーザー情報を同期して簡単に読み込めます。
以前に使っていた設定を新しいPCにすばやく読み込めるのがWindows10の長所です。
MS Ofiiceもインストールされていてオフィスワークも問題ないです。
もちろん、One DriveやGoogle Driveのオフィスを使ってもいいです。
Windowsを起動してアップデートとともに個人設定をはじめました。
100Mbpsの環境でもかなりスピードが出ているワイヤレスLAN。
ギガビットの環境ではより快適なネットワークになると思います。
USB端子の余裕があるためUSBタイプのLANアダプターを使ってもいいです。
500円ぐらいで購入できますね。
有線LANアダプターの Yahoo検索結果はここをクリック。
WindowsのアップデートのダウンロードとインストールでCPUとeMMCが忙しくなりました。
普段使用する環境を構成して本格的にテストをはじめました。
Chromeブラウザでほとんどの業務を行っているのでいつも多いタブが開いています。
上の写真は40個のタブを同時にロードした時のメモリー状態です。
メモリーをすべて消費してブラウザがロードされています。
多少無理して負荷をかけても発熱によるCPUスロットルはなかったです。
Chromeブラウザがロードされる際にTVも見ました。
どんな画面でもTVやモニターで出力できるのがスティックPCの長所です。
スティックPCでSIMCITY5をやってみました。
解像度は1920＊1080で設定してプレイできました。
居間にある大きいテレビでプレイすることはどうでしょうか。
Youtubeで４Kの動画を見ることもできます。
ビットレートやフレームレートが高い映像もきれいに再生できました。
上の写真はFHD解像度のビットレート4万以上、HD解像度の50fps以上の映像です。
FHD 60fpsではfpsが少し低下したりしたんですが、
H.264コーデックの４K級動画は無理なく再生できました。
よく見ていた1080p/720pの動画は十分でした。
ストリーミング放送や子供向けのアニメの再生は問題がないレベルです。
コンテンツをより大きい画面で楽しむことができてよかったです。
スティックPCの問題として発熱が話題になったことがありました。
狭い空間に電子回路が集積されていて発熱は当たり前のことかも知れないです。
スティックPCのHDMI端子と本体でずっと熱が発生しています。こんな発熱によって発生するCPUの機能低下を防ぐためにMDS-2200W10はファンを搭載しています。また、ファンとともに各々の側面に放熱穴があります。ファンで冷却を行っているため定期的に放熱穴を掃除するとPCを安定的に使えます。
電源入れっぱなしで２日間テストしながら温度を測定してみました。
HDMI端子の周りは35℃ぐらいで温度の変化は少なかったです。
ファンの周りは27～30℃。
予想外に低かったですが、季節も冬季だし、最近、雨の日が続きました。
もちろん、夏季には多少高くなりますね。
高画質の動画を再生したりSIMCITY５をプレイしたりしたら温度は上がりますが、一定レベルに保たれます。ファンによってスティックPCが冷却されていることです。安定的な使用のためには最高温度とともに温度を一定に管理することも重要です。もちろん、ファンの音が発生しますが、動画や音楽の鑑賞を妨害する程度ではなかったです。普通はモニターの後ろに設置するため音が小さく聞こえますが、もし音が気になる場合は、延長ケーブルを使って妨害にならないところに移したら音を減らすことができます。
PCをコントロールするためにはキーボードとマウスが必要ですが、動画やスライドの再生などの簡単な作業は遠隔操作で便利にコントロールできます。
それで、Chrome リモート デスクトップでテストしてみました。携帯とモニターに同じ画面が表示され、携帯のスクリーンを通じてスティックPCをコントロールできます。PCと携帯にChrome リモート デスクトップをインストールして接続すれば設置完了。ファイルの実行やプログラムの終了など、比較的に簡単な操作にぴったりです。また、買場や展示会のようにスペースが限られている場合にスマホやタブレットで簡単に操作することができます。
テストが終わる頃、新しいアップデートがあってビルド10586にアップデートしました。絶え間ないアップデートを通じて変わっていくPC環境にすばやく対応できるのがWindows PCの長所ではないかと思います。また、新しいアップデートでより軽くなる話しもあって色々期待しています。
＜小さいけれど様々にところで使えるマジックスティック＞
スティックPCの長所は大きい画面さえあればいつでも自分のPCのように使えることです。ネットサーフィン、オフィスワーク、メディアの再生などが自由にできること。このようなコンテンツの消費と生産が同時にできるWindows環境を大きい画面に移してきたと思います。
MDS-2200W10は、ファンの搭載で長時間駆動や負荷による発熱を処理して安定性と信頼性を確保しています。外部拡張とCPU性能に限界がありますが、PCとして最小限の機能を満足していると思います。また、クラウドサービスやストリーミングサービスを活用すればより便利に使えるPCになります。少ない費用で大画面のTVやモニターをWindows PCに使えたいと思ったらMDS-2200W10はいい選択ではないかとおもいます。
スティックPCを最大に活かせる方法を考えてみました。
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メディアプレイヤー |
NASや外付けHDDを接続してホームメディアサーバーを構成 |
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プレゼンテーション |
プロジェクターに繋げればどこでも自分のPCでプレゼンテーションが可能 |
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展示会／買場 |
天井や壁際の大型モニターに接続して無線の綺麗なインテリアを完成 |
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自動化機器 |
産業用やATMのような自動化機器の小型化 |
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病院の受付 |
診療案内、患者コール、施術の流れなどの病院広報 |
ほかにも色々なところで活用できると思います。
今回のレビューはここまでです。
では、またお会いしましょう。
